2025/04/02

第2回インタビュー(2)森の自然こども園東本梅の自然保育(第2期)について

園と自然保育について

1.勇気をもって踏み出す

【仲田】
第一期はね、岩﨑先生(前園長)の時から始めたんですけど、亀岡型自然保育の第一歩やから、誰もわからないという中で若干不安もありながら本当に試行錯誤していました。それで土台ができて、次に神谷先生に来ていただいて。

細かいことは色々変わったと思いますけれど、やっぱり神谷先生はチャレンジ精神というか、行動力がある感じですね。前向きに第一歩、こう踏み出す。なかなか一歩踏み出すというのが勇気がいるんですけどね。

【田畑】
神谷先生は本当にパワフルですし。その行動力すごいなと思います。周りを巻き込むっていうんですかね。運動公園にも、園長先生と仲田さんと3人で、木とかウッドチップをもらいに何回も行きました。

大変でしたけど、運動公園の管理をされてる方との交流も生まれて、すごく輪が広がっていったような感じがしますね。

【仲田】
行動するのが多分早いんよね。普通だったら、来週とか次回とか、来年からしましょうかというところを、思い立ったら、もう少し早く行動。今の時代はそういう時代ですけどね。

それでぶつかっても、とりあえずやってみる。失敗することはあるかもしれないけど、それは自然ワークでも同じことが言えると思います。

当然、安定管理は一番大事なんですけど、やっぱり踏み出していくみたいな感じも大事でね。振り返って反省や見直しもしないといけないけどね。

2022年5月 はじめてGreenHouse夢宿のヤギさんと遊びに行きました。

2.新しい試み

【神谷】
先生方が子どもたちの姿を見ていて、次にこんな経験はどうだろうとか、こんなことやってみたいとかアイデアが出てくるんですよね。例えば遊び展も外でやってみたり。

森の日については、平井先生(前副園長・現在山の自然こども園別院副園長)と並河先生と丸山先生と3人でずっと、幼児を2年続けて見てきた中で出てきた案で、ただ散歩で行かせてもらってるっていうよりも、自分たちの大事な場所として定期的に行くことが大事なんじゃないかって考えて始めたことでしたね。

【神谷】
「森の日」は日ごろの保育活動の時間なので、活動をどうするかは園の自由なんですけど、夜の時間は職員の出勤体制とかを考えないといけません。保育時間が変わったりするじゃないですか。本当は6時半までなのに、7時までは預かりたいとか、1号さん※はどうするんだとか。でもそこは保育活動でするから、子どもたち全員が参加できる形でやりたいと。

そういうのを保育課に承諾をもらって、職員もスライドで10時半とかに来てもらったりとか、いろいろ調整をしてやっています。

【神谷】
今年度から山の自然こども園別院に平井先生が行かれて、夜に有志でお月見しようとか、そういうのはされています。ここの面白さを広げたいという思いもあって。

3.体験の中でつながるもの

【神谷】
子どもたちがファイヤーサークルの所に布でテントをして、いつもの遊びがもっと広がっていたんですよね。それでしばらくしたら子どもが田畑さんの所に来て、「焚き火の準備ができたんで、火つけてください。」って言ったそうなんです。

【田畑】
ええ!?ってなって。あれ、今日そんな予定が?って(笑)
「ちょっと待ってごめんね。園長先生にもちょっと確認しないといけないね。」と言って。

【神谷】
火をつけてはあげたいんですけど。消防署にも先に電話しなあかんし、テントの布も近いし、だから「今はちょっと危ないかな。風も吹いてたら山火事あるでしょう?」と言って、そこは一旦抑えたんですけど。でもその発想がすごいなと思ったんです。

ほかの園でも木を組んで、焚き火ごっことして火を何かで描いてする事とかはあるんやけど、本物の火をつけてほしいというのはない。それを誰にお願いしたらいいかをわかってる。そこがすごいなと思って。

しかも何焼くの?って言ったら蛇って。中に入ってる麻紐が蛇に見える。私ら蛇は焼いたことない。蛇焼いて食べるの?どうすんのって。なんか食事の準備っぽいコーナーもあったので。

【田畑】
もうしっかり木も組んであったんですよ。上手に。

【神谷】
やっぱりいつも丞治さんと田畑さんと一緒にやってくれてるのを見ているんだなと思って。
だからそれも日頃から、まあ2人がね、もうほんまに焚き火担当ずっとやってくれてるんですけど、やってたら子どもも寄ってきて葉っぱ集めてくれたりね。

【田畑】
そうですね。枝を集めてくれたりして、一緒に火をつけるお手伝いをしてくれる。

【神谷】
そんなんをずっと一緒にやってきてる「あ、やってはるわ」じゃなくて。

【田畑】
そういう枝集めなんかを年長さんが主体的にやってくれるんですけど、それを年下の乳児さんも見ていて。同じようにやっぱり真似するじゃないですか。それで乳児さんだった子が、年中さんになってくると、もう体に染み付いているというか、つながっていってるんだなあっていうのを、ここ何年か見てきて思うことがあります。

だから、小さい時から焚火を見ていて、そこで火の怖さもそうですけど、熱とかで、風で揺らぐところも見てるんで、体で感じて自然とわかってきている。それがだんだん、今は積み重なってきているのかなという気がします。

途中から入ってきた子でも、もう周りがそうなってると自然と受け入れてわかってきているというふうに感じるので。やっぱり周りの環境がすごく、大事なんだろうなっていうのは。

【田畑】
それはすごく感じます。

【仲田】
感じるね。異年齢保育のメリット、デメリットがあると言われてますけど、ここに関しては私が見てる限りでは、別にデメリットがあるとは思えないですね。
ああ、あの帽子かぶったらこういうことができるんやな?と見ていて、それで真似るからね。わからんでも見てる。それは本当にいいことやと思う。

※1号認定:3歳児~5歳児で保育要件なく入れます(教育時間:9時~14時)

第2回インタビュー「森の自然こども園東本梅の自然保育」

(1)イントロダクション

(3)自然保育で育つもの

(4)地域の中で育つこと

(5)今年してみたいこと

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