2025/04/02

第2回インタビュー「森の自然こども園東本梅の自然保育」(1)イントロダクション

園と自然保育について

森の自然こども園東本梅で亀岡型自然保育が始まって、2025年3月末で丸6年になります。

2019年4月、亀岡市初の自然保育実践モデル園として、翌2020年には亀岡市初の認定こども園として再出発し、地域と密接に関わりながら実績を積んできました。

現在、亀岡市で自然保育を実践している園は、森の自然こども園東本梅をはじめとし、本梅こども園、山の自然こども園別院、保津こども園※の4園に拡がり、仲田丞治さんは森の自然こども園東本梅、本梅こども園の自然活動アドバイザーを担当されています。

2024年度に5周年を迎えたこの節目に、森の自然こども園東本梅と、亀岡型自然保育の第2期を力強く推進してくださった神谷有紀先生、作業員の田畑稔史さん、仲田丞治さんにお話を伺いました。

※保津保育所(2025年4月~保津こども園)

(2025年2月27日取材)聞き手・文 わの会 藤田 理恵

【目 次】

(1)イントロダクション

  • 目次
  • 話者紹介

(2)森の自然こども園東本梅の自然保育(第2期)について

  • 勇気をもって踏み出す
  • 新しい試み
  • 体験の中でつながるもの

(3)自然保育で育つもの

  • 本当にわかるということ
  • 自己肯定感とは
  • 知恵以前の心を育てる

(4)地域の中で育つこと

  • 自然のなかで遊ぶこと
  • 地域の「人」が一緒に支えてくれる
  • 自然保育のその後

(5)今年してみたいこと

  • 歴史をたずねる
  • 新たな実を待つ

【 話 者 紹 介 】

神谷 有紀

亀岡市立森の自然こども園東本梅園長(2022年度~2024年度)
京都市出身 亀岡市在住 
1994年に保育士として亀岡市に採用される。2020年亀岡市立別院保育所所長に就任、21年より亀岡型自然保育に取り組み、22年森の自然こども園東本梅の2代目園長に就任。
コロナ禍で中断していた活動を再開し、新たな交流先を開拓。
夜の自然を体験する「森と夜と空の会」など新たな試みを実現し当園の活動をさらに魅力的に展開、発信されている。
23年に実施した園庭とビオトープの補修や、24年わの会5周年記念イベント「ありがとうの会」など、大きな行事の際にもいつも楽しそうに全力でご協力くださる様子が印象的。昨年には半国山登山を経て富士山登山に挑戦された。趣味は簡単なお菓子作り。

<リンク>森の自然こども園東本梅投稿まとめ(全て)

田畑 稔史 

亀岡市立森の自然こども園東本梅作業員。大阪生まれ亀岡在住。
2019年初めに開催された遊び場づくりのワークショップに、妻が保育士として参加したことをきっかけに、同年3月から東本梅保育所の作業員として働き始める。

もともと体を動かすことや子どもが好き。家庭菜園にも興味があったため、畑仕事もよい勉強に。
子どもと直接ふれあい、おひさまの元で働けるお仕事に、毎日元気をもらっているのだそう。
好きな給食は、子どもたちにも大人気の「鶏肉のレモンソース煮」

仲田 丞治

亀岡型自然保育 自然体験活動アドバイザー
亀岡高校探求文理科 学術アドバイザー(自然環境領域)
NPO法人「亀岡人と自然のネットワーク」理事
丹波淡水魚研究会 会長
京都府文化財保護指導委員
余部史談会会長
京都府希少野生生物保全推進委員

農林水産省でダムの管理に関わり、土地の歴史や自然に興味を持つ。
その後、亀岡市役所に勤務。個人的に読書1万冊に取り組む中で地域誌への関心が高まり、自身で調査を開始。また京都府の自然に関する書物が少ないことに気付き、淡水魚をはじめとした生き物の研究を始める。
地球環境子ども村では「亀岡自然アカデミー」講師として、長年子どもたちの興味の芽を育ててきた。


亀岡市交流会館館長、地球子ども村推進官を兼務していた2018年11月、自然体験活動アドバイザーとして森の自然こども園東本梅(当時東本梅保育所)に関わり始める。
生き物本来の姿が小さな頃の形にあるように、人間本来の姿は幼い子どもの中にあるという観点から、「当たり前のことを当たり前に思わない」子どもの興味の持ち方や表現、その成長過程に大きな関心を持っている。

【著書】

『口丹波クワガタムシ図説』(Kyotoクワガタ教室 1982年)
『西山自然誌(上・下)』(1980年) 等

<リンク>仲田さんの森の自然こども園東本梅に関する投稿まとめ

藤田 理恵

森の自然こども園東本梅サポート隊「わの会」事務局長
青のたすき(2022年設立) 代表
亀岡市立育親学園 地域コーディネーター

札幌生まれ東本梅町在住。
2016年長男が東本梅保育所に入所。17年保護者会会長として「東本梅保育所を考える会」と連携し、保育所存続のために様々な角度から活動を進める中で、頻繁に出入りしていた東本梅町自治会の事務員として働き始める。
19年4月「わの会」結成時より事務局を務め、25年4月より事務局長に就任。
園とサポーターとの連絡をはじめ、インターネット紙媒体による情報発信、アーティストと子どもたちのワークショップ企画など、様々な方の協力を得て活動する中で、沢山の出会いと経験をいただいている。

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