2020/08/06 おしらせ
京都新聞2020年8月4日に掲載されました。
東本梅町で60年以上にわたってお花を栽培されている中村弘さん公子さんご夫妻が、京都新聞で紹介されました。
↓記事全文↓
「お盆用切り花 最盛期」
~亀岡 夫婦で作業に精出す~
お盆用の切り花に欠かせないアスターとシンテッポウユリが出荷の最盛期を迎えた。
亀岡市東本梅町で60年以上にわたって栽培を続けてきた中村弘さん公子さん夫妻が出荷作業に精を出している。
アスターは50年余り前に、中村さん夫妻が亀岡で初めて手掛け、特産品に育てた。
一時は生産農家が市内の20軒ほどに増え、京都生花市場の5割以上を占めたが、後継者難などで今では中村さんを含め2、3軒に。
中村さん宅でも、かつては数万本を栽培したが、現在は約3アールの畑で6千本程度を育てている。
シンテッポウユリは1958年、弘さんと両親が栽培を開始。
花がまっすぐ上向きに咲くよう、自家採種で交配し、改良を重ねてきた独自品種で、こちらも以前は市内の複数の農家で手掛けていたが、現在は中村さん宅のみで栽培している。
今年は、ユリは7月10日ごろから、アスターは7月末ごろから出荷を開始した。
前日の朝露が残る間に切り出した赤や白、紫色の鮮やかな花弁のアスターを、朝一番でガレリアかめおか(余部町)の直売所に届けている。
7月に雨天が続き、立ち枯れも多かったが、
「きれいに咲いた花を待っているお客さんがいてくれる。体が続く限り続けたい。」と作業に励む。
アスターの出荷は15日ごろ、ユリはお盆すぎまで続く。
(森山敦子)